秋の遠足~在宅酸素療法の患者会「酸友会」~

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 肺の病気の治療として、在宅酸素療法という治療法があります。対象となる方の日常生活のクオイリティーを上げるために、常に酸素吸入を行ってもらう治療方法です。入院による生活の制限は回避できますが、酸素ボンベの入ったコロ付きの専用のバッグ(あるいは専用のリュックサック)を携帯しなければならないため、移動や取扱いの煩わしさが発生します。また、酸素を吸うためのチューブ(カニューレ)を鼻に当てるため、「見た目が悪い」と気にされる方もおられます。必要な治療だと理解されていても、数多くの苦労や苦悩を抱えておられます。
 そのような方々を支援するため、当院呼吸器科では「酸友会」という患者会を立ち上げ、春には定期総会、秋には遠足を開催しています。酸友会が誕生して今年で20年目となりました。

 10月4日、恒例の秋の遠足を開催しました。行先は吉和にある“ウッドワン美術館”でした。写真は、参加者のみなさん(酸素治療中の方とそのご家族10名)とサポートスタッフ(呼吸器科医師、当院訪問看護ステーション看護師、病棟看護師、テイジン(在宅酸素の機器の設置・メンテナンスを担当して頂いています))一同撮った記念写真です。
 「久々の遠出です」と緊張や興奮を感じられた方、美術館の作品に感動された方、昼食とお土産に舌鼓をうたれた方・・・参加者のみなさんの思い出はそれぞれでしたが、みなさんが「来てよかった」と言われた言葉と笑顔に、サポートスタッフ全員が喜びと明日への活力をいただきました。


 呼吸器科チームの守護神:有田部長です(写真:右側)。病気を治すためには患者の生活背景・人生についても知っておくことが必要だと考えておられ、病状以外の治療に必要な様々な情報を頭にインプットしておられます。まさに、“歩くカルテ”です。

 病棟看護師の半分は新人看護師でしたが、初対面となる参加者の情報の確認と必要となるサポートについて、事前に考え参加していました。(非常に頼もしい後輩です)


 遠足の企画・運営をはじめ、参加者の状態把握をしていただき、細かな観察・配慮をしていただいた訪問看護ステーションの看護師です。

 酸素ボンベの残量確認、器械トラブルがないかなど、安全に楽しんでもらえるよう常に配慮して頂いたテイジンさんです。


 そして最後に・・・どのスタッフよりも参加者の笑顔とスタッフ同士の交流に感動し、これからもこの絆を深めたいと感じた土井亜希子です。
 日々の看護に悩み落ち込むことも少なくありませんが、「笑顔が強みよ」と患者さんから贈られた言葉を糧に、これからも看護の道を究めていこうと決意しています!

本館6階 看護師
土井亜希子