115回目の美容奉仕慰問~被爆者医療とともに~

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平成27年7月22日に、ニュー双葉美容室と資生堂のスタッフによる美容奉仕慰問が行われました。髪や肌の手入れができない入院患者さんに、ヘアカットやフェイスマッサージを行ってくださいました。

 

この慰問は原爆症で当院に入院されていたニュー双葉美容室前社長、沖従子さん(故人)の何か恩返しをしたいとの思いから、被爆患者さんを対象として1957年に始まりました。

その前年1956年といえば、当院の前身のひとつであり、被爆症治療を専門に行う医療機関、広島原爆病院が設立された年です。この慰問がいかに長い間、被爆者医療とともに歴史を刻んできたか、実感してもらえるのではないでしょうか。

慰問開始から58年、美容慰問の姿もすこしずつ変わってきました。2代目社長沖絹子さんは先代の遺志を継ぎ、美容慰問を続けてくださっています。その間、資生堂のスタッフによるマッサージが始まったほか、被爆患者さん以外の患者さんの受け入れも始めました。

今回の美容奉仕慰問では、31人の患者さんがカットやマッサージを受けられました。

病室で慰問を受けられた寝たきりの女性患者さん、今回最年長の101歳の方でした。体をほんの少しだけ起こし、スタッフ数人で頭を支えながらカットを行いました。

「髪の毛さっぱりしましたね」と話しかけると、にっこり微笑んでくださいました。

 

髪を切る、化粧をする。私たちが普段当たり前に思うようなことでも、入院患者さんを笑顔にする力を持っています。そんな素敵な美容奉仕慰問、今後もぜひ続けていただきたいものです。

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