~医療の知恵~「睡眠」

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最近、眠れていますか?現在、日本人の5人に1人が睡眠の問題を抱えていると言われています。

不眠や睡眠不足は、高血圧、糖尿病、脳卒中、心筋梗塞といった生活習慣病やがん、うつ病と関係しています。さらに、睡眠不足で免疫系の問題が起きて、感染症にかかりやすくなることも分かっています。

睡眠中に強いいびきがある、いびきの後に10秒以上続いて呼吸が止まる、あえぎや息つまり(窒息感)がある、日中に眠気が強いなどの症状がある場合には、睡眠時無呼吸症候群が疑われます。眠っている間に舌根が沈下し、気道が押しつぶされることが原因です。低酸素のため息苦しくなり、深い睡眠が取れずに睡眠の質が低下するせいで日中に強い眠気が生じます。さらには、夜間頻尿の原因となり、途中で目が覚めることが多くなります。中等度以上の場合、特に生活習慣病のある場合には治療が必要です。長期間続くと、高血圧や心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病、高脂血症などさまざまな病気のリスクを高めたり、症状を悪化させたりするためです。

日本で医師に不眠を訴える患者さんの割合は他国と比べて少なく、アルコールで対処されている患者さんが多いことが知られています。アルコールは睡眠の質を悪化させます。不眠、日中の眠気などで困ることがあれば、一度かかりつけ医の先生に相談してみてはいかがでしょうか。

不眠に対する対処

循環器内科部長 岡田 武規