~職員コラム~尿検査について

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今回の職員コラムは検査部です。

今回は、患者さんにとって身近な尿検査についてお話させていただきます。

○尿はどうやってできるの?
 尿は腎臓で作られますが、元をたどると体を巡る血液に行き着きます。尿は、血液が腎臓でろ過されて、体に必要な塩分や栄養分を吸収したあとの残り物です。また、たくさん水を飲んだ時は尿の量が増え、汗をかいたときに尿が少なくなるように、体の中の水分を一定に調節する役割を担っています。さらに血液中の古い赤血球が壊れて変化したものが尿の淡い黄色を作っています。
下の写真のように様々な色調の尿が提出されます。

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○主な尿検査内容
【潜血】
尿の通り道のどこかの炎症によって出血があると、潜血が陽性になります。
血の混ざった真っ赤な尿でなくても、尿中に赤血球が出てきていたら潜血陽性です。
赤血球は顕微鏡で確認することができます。

【尿糖】
血液中の糖がある値を超えると、尿に糖が出てきます。
通常は尿がつくられるときに、腎臓で再吸収されるのですが、その限界を超えると尿糖が陽性になります。
代表的な疾患に「糖尿病」があります。

【蛋白】
腎機能が低下すると、通常は尿中に出ない蛋白が腎臓から漏れ出てきます。
継続的に蛋白尿が出る場合には腎臓系の病気が考えられますが、激しい運動後やストレス、発熱時などでも一時的に尿蛋白が陽性となることがあります。

尿検査は採血よりも簡単に行える身近な検査ですが、上に述べた以外にもいくつかの検査項目があり、身体の異常の原因を調べるために欠かせない検査の1つとなっています。