~職員コラム~「こころの救急法」

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今回の職員コラムは、赤十字こころのケア指導員の外来看護師長です。

平成30年7月の豪雨災害では、広島でも多くの尊い命が失われました。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。

赤十字の果たす役割の一つに災害救護活動があります。今回の災害には、当院からも救護班やこころのケア班が出動しました。今回は『災害時のこころのケア』について、少しお話しいたます。

突然おそってくる災害は恐怖で、大切なご家族や住み慣れた家、財産等を失うショックに直面し、誰しも大きくこころが傷つきます。さらに、ライフラインの断絶や慣れない避難所生活といった環境の変化によっても、こころは大きな影響をうけます。悲しみ、怒り、不安、眠れない、頭痛、食欲がないなど様々な反応が現れますが、これらはすべて『正常な反応』です。ただ、放っておくと深刻な状況になることがあります。一人になるのを避けたり、身近な人と今の気持ちを話しましょう。眠れない、感情がコントロールできないなど、つらい症状が続く場合には心療内科等への受診をおすすめします

災害時のこころのケアは、『こころの救急法』とも言われます。

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高齢の方は特に災害の影響をうけやすいので、孤立させないよう周囲のみなさんで支えてあげましょう。

こどもさんは甘えながら辛い体験を乗り越えようとします。普段よりも甘えることを許してあげ、話をしっかり聞いてあげましょう。

わたしたち赤十字は『苦しんでいる人を救いたい』という思いを形にし、これからも被災された方々を支援してまいります。