ほほえみ Vol.78
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02詳細な問診、丁寧な診察リハビリスタッフとの緊密な連携寄り添ったサポートの継続Point_2Point_3Point_1パーキンソン病などの神経変性疾患で運動療法や発声・嚥下のリハビリの有効性を示す報告も数多く出てきており、症状改善を目指す上で欠かせないものと考えられるようになってきています。当科では脳卒中・急性期はもちろん、パーキンソン病などの神経変性疾患などにおいても入院後、できるだけ早期から積極的にリハビリを開始するように努めています。当科では毎週、カンファレンスを行うなど、リハビリスタッフと治療方針の共有、リハビリの方向性の検討を行い、よりよい効果に繋げていけるよう努めています。当科では患者さん及びご家族の方に現在の病状や今後の予想をわかりやすく説明し納得いただき、より良い方向に進んでいけるよう、日常生活の過ごし方や対処の仕方などのアドバイスを随時行っています。またご家族にとっての介護負担の問題についても、少しでも軽減できるような体制を整えると共に、地域の病院や診療所との連携を密にし、毎日の生活の質の向上に取り組んでいます。神経内科の病気はMRIなどの画像検査ですぐに発見できるものもありますが、他の病気とは異なり画像検査で異常がはっきりしないことも多くあります。そのため、初診では症状について詳細に問診を行います。また主訴となる症状は一見関連がないように見える神経学的な異常が診断に結びつくこともあるため、全身の神経学的診察を、意識、高次脳機能、脳神経、運動系、協調運動、起立、歩行、感覚系、反射と網羅的に行います。これらの診察と検査により適切な診断と治療法を導きだします。「雜賀」という名前ですが、最初はみなさんなかなか正しく読んでくれません。日本史に詳しい方からは「雑賀衆(戦国時代に織田信長と戦った和歌山の鉄砲傭兵集団)や雑賀孫一(雑賀衆の棟梁)の子孫ですか?」とときどき聞かれます。私がその子孫かどうかはいまだによく知りません。先生のこともっと教えて!Q.日本赤十字マスコットキャラクター

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