ほほえみ Vol.79
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耳鼻咽喉科〈 特集 〉耳鼻咽喉科は、頭頸部外科であると同時に難聴、めまい平衡では脳神経科、いびきや睡眠時無呼吸、アレルギー性鼻炎などでは呼吸器科、嚥下では消化器科的な面もあり、守備範囲の広い診療科で幅広い知識が必要です。例えば、めまいの診療では、内耳障害によるものは耳鼻咽喉科、脳梗塞や脳の循環障害によるものは脳神経科、不整脈や血圧の異常によるものは循環器科、自律神経失調によるものは心療内科、精神的なものは精神科など原因は多岐にわたりそれぞれ担当科が異なります。めまいの患者さんは最初に耳鼻咽喉科を受診する場合が多いので、緊急を要するものとそうでないものを的確に判断して担当科に紹介する必要があります。当科は、特に突発性難聴に対する高気圧酸素療法、甲状腺手術症例が多いのが特徴となっています。01今回の担当医師「頭頸部外科医」として手術を行うとともに、「耳鼻咽喉科医」として難聴、めまいなど耳鼻咽喉科一般の診療を行っています。耳鼻咽喉科 部長平川 治男ひらかわはるお患者さんの訴えによく耳を傾け、いくつかの治療方針を提案した中から最適な治療法を導き出します。医師出身地/広島県福山市経 歴/修道高等学校、広島大学医学部卒

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