ほほえみ Vol.81
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外科〈 特集 〉当院ではIntuitive社の最新手術支援ロボット『daVinci X』を導入し、2020年3月から保険診療対象の前立腺癌、直腸癌を対象に運用が始まりました。自然な3D画像を見ながら、4本のロボットアームを自在に操作でき、手の震えもコンピュータ制御で軽減できるため、患者さんの身体にやさしく、外科医への負担を和らげることが最大のメリットでもあります。従来の手術の限界を超える最新の手術に、今後は食道癌や胃癌にも適応できるよう準備を行っています。2002年からロボット手術の開発、普及に努めるとともに、患者さんに最適な最新医療を提供することを目標に努め、多様化する時代のニーズや患者さんの人生観、社会的背景を考慮した全人的医療を各科と連携して進めて行きます。01全身が診られる外科だからこそ、臓器別になりすぎない全人的な医療を提供するよう努めています。さまざまな術式に対応可能な最新の手術支援ロボットによって、外科医の限界を超える。内視鏡外科室長Message小西 晃造今回の担当医師医師ぞうこうこにし長崎県出身。九州大学医学部を卒業。同大学院で医学博士。内視鏡外科/ロボット手術トレーニングセンターの設立に関わり、インストラクターとして安全な手術を追求。内視鏡外科技術認定医 当院に赴任して5年目になります。胃癌、大腸直腸癌を中心とした消化器癌の治療のほか、ヘルニア、逆流性食道炎、直腸脱などの良性疾患の治療も多く手がけております。現在の関心は、栄養療法、緩和医療、サプリメント。また、肥満・減量手術の導入を進めております。

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