ほほえみ Vol.84
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06新型コロナウイルスの検査には遺伝子を調べるPCR検査がありますが、私たち生化学・免疫血清検査課では、ウイルスを特徴づけるタンパク質の有無を調べる抗原定量検査を実施しています。抗原定量検査は、厚生労働省の発表ではPCR検査と同等の結果が得られるとされています。抗原定量検査のメリットは約1時間程度で結果を提供できることです。迅速な結果報告は緊急処置が必要な患者様への対応が可能となるためとても有用です。また、私たちは常に信頼できる検査結果を提供するために、測定している分析機器をしっかりと管理し、24時間体制で測定できる環境を整えてクラスターの発生防止に努めています。コロナに負けないようみんなで頑張っています。松田侑己Informationほほえみ広場患者さんをしっかりと支えるスタッフほほえみピープル臨床検査技師検査部 生化学・免疫血清検査課表紙まつだゆうき一人の限りある命を守るため、抗原定量検査を迅速な対応で遂行東日本大震災から10年目のメッセージ発災2日目より石巻赤十字病院で被災者の診療と救護施設の立ち上げを行いました。その時の光景は今も強く心に焼きついています。10年が経ち、皆様お一人お一人の頑張りで災害復旧、再生から発展へと進み、復興のモデルと称賛されています。これからもお元気で。● 医師 岡野 博史震災2週間後、私たち救護班は、救護所を拠点に巡回診療などを行いました。今でも思い出すのは、活動中、被災され大変な思いをされている石巻の皆様から「遠くからきてもらってありがとう」と何度も言っていただき、私達の方が元気をいただいたことです。石巻の皆様が、健康でおられることを心から願っています。● 看護師 中本 美恵子石巻赤十字病院で患者さんに薬を確認し手渡しているとき、震災直後で最も混乱していた時期にも関わらず患者さんから「来てくれてありがとう」という声をかけていただきました。雪もチラチラ降る寒空の下、心だけは温かくなれた瞬間の声の響きは今も残っています。● 薬剤師 宅江 良隼私は、救護班として石巻の神社や集会所等で救護活動にあたりました。活動場所近くのひび割れや陥没・寸断された道路が印象深く今でも思い出します。被災から7年後、仙台に行く機会があり復興が進んだ様子を感じました。コロナ禍の折、健康には気をつけお過ごし下さい。● 調理師 橋本 智聡石巻への道中に「私たちの分まで頑張ってきて、ありがとう」、石巻での活動中も「私たちのために、ありがとう」と沢山の“ありがとう”をいただきました。復興に向けて頑張っておられる皆さんのことを想うと、大変な時に「我々も頑張るぞ」と力をもらいます、ありがとう。● 事務員 中村  覚広島赤十字・原爆病院の救護活動療と救護今も強人お一復興の私は救の巻あお理師救護ま路がに行禍● 調理私は、救あたりまた道路仙台にコロナ禍救護強く一人のモ点に巡回、活動中、様から「遠て巻で。回診、被遠く頑張る石巻へのう」、石巻沢山の“ってお石う沢診診診被被くく渡していも関わらう声をか下、心だいます。様から「遠ていただ巻の皆様が遠くきも頑沢山張っが、も沢張くくき、員中村  覚事務員● 事●るるずずけけるる2011年(平成23年)3月11日、東北地方太平洋沖を震源地とするマグニチュード9.0の地震が発生し、大きな揺れや火災、そして大津波などにより、東北地方を中心に12都道県で22,000余りの人々が犠牲となりました。あれから10年。 当時の広島赤十字・原爆病院が、現地で行った救護活動の状況を改めてふりかえります。

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