広島赤十字・原爆病院 病院パンフレット
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1Hiroshima Red Cross Hospital & Atomic-bomb Survivors Hospital当院の前身である日本赤十字社広島支部病院は昭和14年に設立されました。昭和20年8月6日の原子爆弾投下で甚大な被害を受けましたが、その極限の状況下にもかかわらず、当時の職員は被爆者医療に懸命に取り組みました。そして昭和31年に、世界で初の被爆者医療の専門病院である広島原爆病院が敷地内に併設されました。昭和63年の改築を期にこれら二つの病院を統合し、広島赤十字・原爆病院と名称を変え今日に至っています。現在の診療科数は34を数え、地域の中核病院として地域医療支援病院、地域がん診療連携拠点病院、災害拠点病院等に指定されています。医師、看護師、コメディカル職員、事務職員など約1,300名の職員が働き、質の高い医療を提供できるよう日々努めています。また、平成25年より行っていた病院再整備事業は、平成29年10月1日をもって基本と考えていた工事が完了し、診療機能や患者さんのアメニティなどを大幅に強化して、新たに出発いたしました。さらに、令和元年10月1日より緩和ケア病棟19床をオープンし、全ての工事が完了しました。さて、令和2年からの新型コロナウイルス感染症の蔓延により、当院も通常医療とともに同感染症の診療を行ってまいりました。これからも新型コロナウイルス感染症の診療にも積極的に対応してまいります。今後も引き続き、当院の経営理念である「人道・博愛の赤十字精神のもと、人々に愛され信頼される病院」を目指し、安全で質の高い医療を提供し続けるよう職員一同、一層の研鑽に努めてゆく所存です。変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。広島赤十字・原爆病院 院長 古川 善也

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