広島赤十字・原爆病院 病院パンフレット
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国内災害救護災害発生時の超急性期対応はもとより、避難所の巡回診療や被災者へのこころのケアなど、時間の経過とともに変化する被災者ニーズに応じたシームレスな活動を行います。令和2年7月豪雨災害においては、職員9名を被災地である熊本県に派遣し、救護活動を行いました。災害拠点病院災害拠点病院として、災害時の患者受入機能、水・食料・医薬品・医療機器の備蓄等により地域の医療を守る設備を整えています。ライフラインが寸断した場合でも、自家発電装置等により、病室・手術室・透析室も機能し、災害時に病院機能を失うことのないよう対策を講じています。国際救援紛争や災害による被災者への医療支援や救援物資の提供を行う緊急支援から、住宅や給水施設の再建や職業訓練、防災を通じた地域の基盤づくりなどの復興支援まで、幅広く支援事業を展開しています。令和4年12月から、パレスチナ赤新月社医療支援事業として、看護師1名をレバノン共和国へ派遣しています。8Hiroshima Red Cross Hospital & Atomic-bomb Survivors Hospital災害救護事業は、赤十字としての本来の使命に根ざした重要な活動です。当院は、赤十字病院として、また地域災害拠点病院として、救護班6班、DMAT2チームに加え、日赤災害医療コーディネートチームや原子力災害医療アドバイザーを擁し、災害発生時にはいつでも出動できる体制を整えています。また、赤十字は、世界192の国や地域に広がる世界的ネットワークを活かし、人々の苦痛を軽減し、予防するための様々な国際活動を行っています。国際救援・開発協力要員を擁しており、派遣要請のあった際には応じる体制を整えています。

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