米・英・豪の麻酔科医グループが当院に来られました

カテゴリー: 行事

平成30年9月17日(月祝)、米・英・豪の麻酔科医グループ12名が通訳案内士とともに当院に来られました。

彼らは日本の麻酔科医療を学ぶために来日され、被爆の歴史等を学ぶために当院にも足を運ばれました。

まず加世田副院長から、被爆当時の被害状況や現在の国内外に及ぶ被爆者支援活動等について説明を受け、熱心に質問をしていました。

その後、被爆資料室やメモリアルパークを見学し、マルセル・ジュノー碑や爆風でゆがんだ窓枠などに見入っていました。

代表のウィルキンソン医師は、「被爆の状況について、(広島で)医師からたいへん貴重な話を直接聞くことができ、貴重な時間を過ごすことができました」と述べられました。

当院の歴史や被爆について、海外の方に知っていただく良い機会となったのではないかと思います。

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~職員コラム~臨床心理士について

カテゴリー: 職員コラム

皆さんこんにちは。総合相談支援センターの臨床心理士 向井と申します。

私は主に、小児血液疾患で長期入院をされている子どもさんや、そのご家族の心理的支援、退院後の継続的な支援をさせていただいています。また、緩和ケアチームへの所属や、職員のメンタルヘルス研修等も担当させていただいております。

就職して10年目になりますが、就職当時は小児血液疾患児と家族の心理的支援を行っている臨床心理士はほとんどいませんでした。しかし現在は、医療チームの一員として活動している臨床心理士や、関心を持ってくれる後輩が増えて嬉しい限りです。

「臨床心理士としてできることは何か」、「自分はきちんと、子どもたちやご家族の気持ちに寄り添えているか」、「辛い治療の中でも楽しい時間があり、笑顔で過ごせるように支援ができているか」など、日々考え悩みながらも、子どもたちに元気をもらい、活動をしています。

今回の豪雨災害では、私自身が被害に遭い、家族、地域の方々、ボランティアの方々と一緒に作業をしながら、公共交通機関が復旧していない状況で、ホテル暮らしや片道3時間かけて通勤するという日々が続きました。心が折れそうな時、友人や知人、上司や同僚、そして日々関わらせていただいている子どもたちや、ご家族にも温かい言葉をいただき、皆様に支えられて乗り越えることができました。本当にありがとうございます。

改めて、人は一人ではなく、お互いに支え合いながら生きているということを実感しました。これからも、一日一日を大切にしながら、日々頑張っていきたいと思います。

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『漢方医学研修会』を開催しました

カテゴリー: 研修

平成30年9月7日(金)、当院職員および地域の医療機関の方を対象に、漢方医学研修会を開催しました。

今回は、秋田大学医学部附属病院救急科漢方外来の中永 士師明先生を講師にお招きし、「急性期医療に役立つ漢方薬」をテーマに講演していただきました。

漢方薬というと慢性疾患に使われるというイメージがありますが、急性期での漢方薬の使い方や効かせ方を、症例を交えてわかりやすくご解説いただきました。

また、芍薬甘草湯や五苓散などお馴染みの漢方薬ばかりでなく、急性期に応用できる漢方薬を数多くご紹介いただき、日常診療の中で活用できることを知ることができ、非常に有意義な研修会となりました。

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小児病棟「夏祭り」を開催

カテゴリー: 行事

平成30年9月6日(木)、小児病棟のプレイルームで”夏祭り”を開催しました。

入院している小児患者やそのご家族に少しでも笑顔になってもらおうと、病棟看護師が企画し、内容は子どもたちと一緒に考えました。

子どもたちが絵をかいて作ったボーリング、わなげ、射的や金魚すくいなどのコーナーを設け、手作り感あふれる夏祭りとなりました。

ものまねを当てるゲームでは、キャラクターや著名人、普段診療している先生のものまねをしたりと、会場が笑顔に溢れました。

浴衣や甚平を着て参加した子どもたちは、各コーナーを楽しんだ様子で、少しでも夏の気分を味わってもらえたのではないかと思います。

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~医療の知恵~心房細動について

カテゴリー: ~医療の知恵~

今日は不整脈の中で最もポピュラーな疾患である、「心房細動」を取り上げたいと思います。

心房細動は、高齢化により有病率が増加しており、日本国内の患者数は100万人とも言われています。近年注目されている循環器疾患の一つで、その理由として、脳梗塞や心不全などの重篤な病気の原因疾患であることが挙げられます。心房細動は、心房が毎分400~500回の高頻度で興奮するため、心房筋が事実上収縮を停止した状態(standstill)となり、血流の鬱滞が生じて血栓ができやすくなります(図1)。

図1

脳梗塞の約3割を占めるといわれている「心原性脳塞栓症」は、脳の太い血管で詰まることが多く、「ノックアウト型脳梗塞」とも呼ばれ、寝たきりや、場合によっては致命傷となることもあります。したがって、心房細動と診断されたら、抗血栓薬(通称、血液サラサラ薬)の服用が推奨されています。また、近年、高齢者の心不全が増加(心不全パンデミック)しておりますが、心房細動を合併しているケースも多く、治療に難渋することがあります。

心房細動は、放置していると慢性化して治らなくなるため、早期発見・治療が大切です。一般的には「動悸、息切れ、倦怠感」といった症状を伴うことが多いですが、無症状のこともあるため、定期検診や毎日の血圧、検脈測定を心がけてください。従来は抗不整脈薬による薬物治療が主でしたが、無効例では最近、カテーテルアブレーション治療(図2)が広く行われるようになりました。

心当たりのある患者さんは、是非一度、当院の循環器内科にご相談ください。

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循環器内科副部長 大橋紀彦

~職員コラム~ABO血液型について

カテゴリー: 職員コラム

今回の職員コラムは輸血部検査係です。

ABO血液型の発見と、国別割合についてお話します。

ABO血液型の発見(現代輸血の出発点)はいつ頃でしょうか?

オーストリアの医師であるLandsteinerは1900年(明治33年)、人間同士の血液でも、混ぜ合わせると血球が凝集する場合と、しない場合があることを発見しました。これが今日でいうABO血液型(A型、B型、O型)で、現代輸血の出発点になった発見であるといわれています。また、Landsteinerの弟子であるDecastelloとSturliによって1902年(明治35年)、AB型が追加されました。

これらの発見によって、輸血の際に血液型の合っていない血液を使用したために生じる、重い副作用や死亡事故を減らすことができました。

次に、ABO血液型の割合を国別で見てみましょう。日本人とどう違うのでしょうか?図1

中南米はO型がかなり多く、アメリカ・ヨーロッパはA型とO型が圧倒的に多いです。
また、アジア圏は世界と比べてB型の比率が高くなっています。
AB型は世界的にみても少ないですが、韓国が11%と最も多い国であることがわかります。

フルートピアノコンサートが開催されました

カテゴリー: 行事

平成30年9月4日(火)、フルートピアノアンサンブルグループ「きらめき」のお二人による、慰問コンサートが開催されました。
当院での開催は今回で9回目で、20名以上の患者さんが集まりました。

ジャズのスタンダードナンバー「テイクファイブ」で軽快に始まったコンサートは、ピアノのリズムにフルートが旋律を奏で、心地よい空間でした。

「ひまわりの約束」、「残酷な天使のテーゼ」など有名な曲も演奏され、口ずさみながら聴いている患者さんもいました。

最後は、「この広い野原いっぱい」を患者さんも歌で参加し、ロビー会場が一体となる素敵なコンサートとなりました。

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広島日赤小児血液懇話会を開催

カテゴリー: 研修

平成30年8月11日(日)、「広島日赤小児血液懇話会」を開催し、患者さんやそのご家族、医療関係者など約170名の参加がありました。

教育講演では、「治療終了後の小児がん経験者の長期的な問題」をテーマに、愛媛県立中央病院小児医療センター長の石田也寸志先生にご講演いただきました。
治療終了後に発症する晩期合併症や主治医交代、転居などによるフォローアップロスなどの問題点に関することについてお話しいただきました。

講演後の懇親会では、和やかな雰囲気の中、病気と闘ってきた仲間、現在治療を頑張っている仲間、医療関係者と当時の話や近況報告などが行われました。

今後もこの懇話会を通して、患者さんやご家族、医療関係者の方々とより一層連携を深めてまいりたいと思います。

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今月の集団栄養指導【平成30年9月】

カテゴリー: 今月の集団栄養指導★

みなさんこんにちは。栄養課です。

9月の集団栄養指導のスケジュールを更新します♪
栄養指導では、入院・外来患者さん対象に、それぞれ病態に合ったパンフレット等を用いて、わかりやすく説明を行っていきます。

9月のスケジュールはこちら↓↓

9月スケジュール

平成30年度第1回感染管理研修会を開催しました

カテゴリー: 研修

平成30年8月24日(金)、当院職員および地域医療機関職員を対象に、平成30年度第1回感染管理研修会を開催し、201名もの多くの方が参加しました。

まずトピックスとして、当院薬剤部の岡冨大輔 調剤係長より「クロストリジウム・ディフィシル感染症-治療、検査、感染対策について-」と題した講演を行い、当院の現状を報告しました。

続いて、特別講演として、国立感染症研究所 真菌部 第一室長の中村茂樹 先生に「院内感染の最近の話題~CDI・MRSA・カンジダの話題を含めて~」と題して、クロストリジウム・ディフィシル感染症(CDI)のメカニズムや世界での流行状況等についてご講演いただきました。

「クロストリジウム・ディフィシル(CD)」は、ヒトや動物の腸管内や土壌・環境中など自然界に広く生息する菌で、健康成人の2~3%、入院患者の20~50%の腸管内に存在すると言われています。芽胞と呼ばれる厚い皮膜を形成するため、アルコールでは死滅せず、感染対策にあたっては、石けんと流水による手洗い、次亜塩素酸ナトリウムによる消毒などが有効です。

CDIを発症すると下痢や腸炎、また重症化すると死に至る場合もあり、院内感染を起こさないためにも、医療従事者として感染対策の重要性を改めて認識する良い機会となりました。

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