日本赤十字広島看護大学学生有志によるキャンドルサービス

カテゴリー: 行事

平成30年12月11日(火)、今年も日本赤十字広島看護大学から、学生有志24名が恒例の慰問に駆けつけてくれました。

キャンドルこれにあわせ、会場のアトリウムロビーでは、毎年恒例のイルミネーションの点灯式が行われ、集まった患者さんとカウントダウンしました。

その後看護学生たちは、キャンドルを手に、会場をとり囲むように立ち並び、合唱とピアノ等の演奏とともにクリスマスソングを歌い、サンタとトナカイ役の学生が、歌詞の書かれた手作りのメッセージカードを配りながら、集まった患者さんたちと触れ合いました。

来られた方の中には、毎年楽しみに見に来ているという方もおられ、冬の風物詩としてすっかり定着しているようです。

日本赤十字広島看護大学学生有志の皆さん、ありがとうございました。

~医療の知恵~うんちの色

カテゴリー: ~医療の知恵~

今回はあかちゃんの「うんち」の話をします。我々小児科医が、新生児の問診で気にしているポイントをお伝えしましょう。

新生児の排便回数は一日数回から10回ほどが多く、授乳の度にうんちをする子もいます。粘土状や液状のこともあり、下痢かどうか悩ましいです。個人差があり、「いつもと同じ」か否かが判断の基準になります。これらは、一般的な便の状態ですが、我々が一番気にするのは、便の色、特に「灰白色便」です。

一ヶ月健診では「便の色は何色ですか?」とお母さんに尋ねます。「茶色です。」または「少し緑色です。」との返事が多く、「白色です。」と答える人はいません。
気になるお子さんには、「白っぽくないですか?」と具体的に聞きたいのですが、それはいけません。お母さんに「うんちが白い?この先生頭おかしい!」と思われるのが関の山です。

実は、新生児期から乳児期早期にかけての「灰白色便」と「遷延性黄疸」は、「胆道閉鎖症」や「先天性胆道拡張症」などの病気を強く疑う症状です。また、「新生児肝炎」や「アラジール症候群」などといった病気が見つかることもあります。そのため、健診では「灰白色便」に注意します。
しかし、色の表現は奥が深く、同じ色でも、明るさなどが異なれば、環境で見え方が大きく違います。また、思い込みも影響します。医師が着る「白衣」は、よく見ると薄汚れて「灰白衣」になってますが「白色」です。便の色も、白くなっていても「茶色」と表現してしまうことは多々あります。実際、胆道閉鎖症のお母さんに便の色を尋ねると、多くが「茶色」と回答されます。

boshi_kenkou_techou最近では、母子手帳に便色カードを掲載することが義務づけられました。実際の「うんち」を便色見本と比較し、色味が何番に近いかを答える形式になっています。簡便で非常に正確なため、大発明だと思っています。診察でも毎回使用してます。ただ時折、カードなしで「便の色は何番?」と尋ねてしまい、「色が何番?この先生頭おかしい!」と思われるのが悩みです。

小児集中治療室長 羽田 聡

122回ニュー双葉美容室による美容奉仕慰問

カテゴリー: 行事

平成30年12月5日(水)、ニュー双葉美容室のスタッフによる美容奉仕慰問が行われました。

入院患者さん20名を対象に、美容室のスタッフがカットをしてくださいました。

この美容奉仕は、ニュー双葉美容室の先代社長沖従子(おきよりこ)さんが原爆症の治療で当院に入院されていたことをきっかけに、「何か恩返しをしたい」との思いから1957年に始まり、今回で122回目を迎えました。

最初は緊張された面持ちで会場に来られる患者さんも多い印象を受けましたが、カットが始まるとスタッフとの会話を楽しみながらしだいにリラックスされ、最後はすっきりした表情で病室に戻られました。
また、「うれしい。ありがたい。」と涙ぐむ方もいらっしゃいました。

会場まで移動が難しい患者さんには病室に伺い、カットしていただきました。

スタッフの方々には、「患者さんが喜んでくれることが私たちの喜び。続けられる限りは続けたい。」とおっしゃっていただき、ありがたいかぎりです。

ニュー双葉美容室の皆さん、素敵な美容奉仕をありがとうございました。

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非常時における食事提供訓練を実施しました

カテゴリー: 研修

皆さんこんにちは。栄養課です。

栄養課では年1回、災害時等の非常事態を想定した食事提供訓練を実施しています。
今年は、平成30年11月30日(金)の昼食時に行いました。

当院の食事配膳では、約500食の食事を効率良く提供するため、ベルトコンベア方式を使用しています。
昨年の訓練の意見を反映し、手動ベルト式配膳をイメージした配置や、人員の配置を改善し、訓練にのぞみました。

一般食は市販の弁当を取り寄せ、一部の特別治療食は災害時備蓄食品を活用しました。
職員食堂に職員が集合し、栄養課職員の指示のもとトレイメイクを行い配膳車に食事を慎重に載せ、患者さんのもとへ食事を届けます。

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この訓練を通して、非常事態でも対応できる運用や、衛生管理の重要性を再確認しています。

これからも定期的に訓練を実施し、非常事態においても安全で美味しい食事を提供できる体制を整えていきます。

~職員コラム~採血管のおはなし

カテゴリー: 職員コラム

今回の職員コラムは検査部です。

病院で行なわれる検査はいろいろあります。中でも血液の検査は毎日多くの依頼があがってきます。採血の時には、様々な色や大きさの採血管に血液を採らせていただいていますが、「なんで何本も採血されるのだろう?1本で全部済めばいいのに…」と思われる方も多いでしょう。

これは、血液検査には数多くの検査項目があり、それぞれに適した種類の採血管を選ぶ必要があるからです。例えば…、

①白血球・赤血球・血小板の検査には、白い顆粒が入った短くて細い紫または空色のフタの採血管を使用しています。血球の数を調べるには、血液そのままを機械に吸引させる必要があり、血液が固まらないようにしなければなりません。また、細胞の形や大きさ、性質などを顕微鏡で観察するので、細胞の形が変わらない種類の薬を添加する必要があります。

②血糖の検査は灰色のフタの採血管です。これにも白い顆粒が入っていますが、①とは異なる成分が含まれていて、採血した後に採血管の中で赤血球などが血糖を消費してしまって値が低くなるのを防いでいます。また、ヘモグロビンA1cは赤血球の中にあるので、血液が固まらないようにして検査しています。

③ゴム栓(樺色)の10㎝くらいの採血管は、肝機能検査や腎機能検査、コレステロール、電解質の検査で使用しています。固まった血液から滲みだしてくる「血清」といわれる液体成分を遠心して取り出し、測定に使用しています。測定の邪魔をすることがあるので、①や②のような血液を固まらせない薬は入っていません。

このように添加する薬などによって検査ごとに向き不向きがあるため、数多くの採血管で採血をさせていただいています。

病院ブログ用 検査 採血管画像

肝臓病教室を開催しました!

カテゴリー: 研修, 行事

平成30年11月22日(木)、「脂肪肝 ~脂肪肝を予防しよう!~」をテーマに肝臓病教室を行ないました。

まず、第二消化器内科医師から脂肪肝や脂肪肝炎に対して、食事療法と運動療法が重要であることを説明しました。

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次に、管理栄養士から食生活を見直すためのチェックポイントに沿って伝え、最後に理学療法士から正しいスクワットやウォーキングの仕方を説明し、実際に体験していただきました。

正しいウォーキングのポイントは、
●背筋はまっすぐ
歩幅は大き目を意識
足をすって歩かない
腕を軽く振る

以上を意識しながら歩くと、体がポカポカしてきます。実際に患者さんと一緒に運動療法を体験し、楽しい時間を過ごすことができました。

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・・・患者さんの声・・・
「大変勉強になりました。」
「体験型の運動がとてもよかった。」
「内科へ定期受診しながら、教室にも参加できて勉強になる。とても良かった。」

第二消化器内科では、外来の患者さんを中心に2ヶ月に1回、肝臓病教室を開催しています。医師、管理栄養士をはじめ、看護師、薬剤師、理学療法士、臨床検査技師が交替で担当し、60分間の講義・実演、10分間の座談会を行なっています。

日程は、このブログでもお知らせしていますが、詳細は東棟1階 栄養指導室前ポスターをご覧いただくか、第二消化器内科診察室または、栄養指導室でおたずねください。

また、当院では脂肪肝/非アルコール性脂肪肝炎(NASH)のための、減量外来を行なっています。
ご興味のある方は、第二消化器内科までお問い合わせください。

今月の集団栄養指導【平成30年12月】

カテゴリー: 今月の集団栄養指導★

みなさんこんにちは。栄養課です。

12月の集団栄養指導のスケジュールを更新します♪
栄養指導では、入院・外来患者さん対象に、それぞれ病態に合ったパンフレット等を用いて、わかりやすく説明を行っていきます。

12月のスケジュールはこちら↓↓
12月スケジュール

KYT取り組み発表開催中!!(~12月5日まで)

カテゴリー: お知らせ

当院では、毎年、各部署でKYTに取り組んだことを医療安全推進週間に合わせて掲示発表しています。

危険の『K』、予知の『Y』、トレーニングの『T』の頭文字をとってKYTと言います。
KYTは、自分自身の身を守るため「労働安全先取り」の危険予知訓練として工業界で実施されてきました。医療界では、患者さんが危険な目に合わないよう、事前に起こりうるいろいろな事を予知する「患者安全」のための危険予知訓練として実施しています。

今年は26部署から活動報告が提出されました。病院内にて掲示発表を行っていますので、来院いただいた際には是非ご覧いただくとともに、「いいね」と思われる発表に投票をお願いします。

【発表・投票期間】
平成30年11月27日(火)8:30~12月5日(水)17:00 (24時間投票可)

【会場】
東棟1階ほほえみロード(総合相談支援センター前)

※医療安全推進週間(今年は11月25日(日)~12月1日(土))詳細はこちら

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~医療の知恵~肝線維化の非侵襲的測定法「あなたの肝臓の硬さは?」

カテゴリー: ~医療の知恵~

慢性肝炎が持続すると,肝細胞が壊れた跡に線維が沈着し、肝臓が硬くなります。これを「肝線維化」と呼び、これが進むと「肝硬変」になります。慢性肝疾患において、肝線維化の進展度を把握することは病態把握のために重要です。肝線維化が進むほど、発癌、胃食道静脈瘤などの門脈圧亢進症状、肝不全のリスクが高まることが知られており、予後や治療方針決定のために正確な評価が必要だからです。

肝臓

これまでの肝線維化の判定のゴールドスタンダード(標準基準)は「肝生検」といって体外から超音波検査機器(エコー)で肝臓の位置を把握しながら(超音波ガイド下肝生検)、あるいは腹腔鏡を用いて生検針という針を肝臓に刺し、肝臓の細胞の一部(検体)を取りだす検査でした。これらには疼痛や出血のリスク、同一肝であっても線維化は不均一になること、評価のバラツキならびに定期的に繰り返して行うことが難しいなどの課題がありました。

この度、当院が購入したハイグレードスペックの超音波検査機器Aplio i800は画像がより鮮明になっただけでなく、肝臓の線維化の程度を非侵襲的(生体を傷つけず)に測定する薬機法の認証を取得して(保険適応となって)おり、通常の腹部エコー検査の一環として肝線維化の評価が可能です。測定の原理は肝臓の中を剪断波(shear wave)が伝播する速度を見るもの(例:プリンを指でつついて別の点で振動を観測すること)で、硬い場合は波が速く伝わり、軟らかい場合は遅くなることを利用したものです。

ハーボニーWEB 2018

肝生検に代わる肝病態診断法の確立が望まれていましたが、このように超音波検査機器の進歩により肝臓が硬くなってきているのか、逆に抗ウイルス療法などの治療により柔らかくなっているのかを体に負担なく測定し、繰り返し評価が可能となりました。慢性肝疾患があり肝硬変が心配な患者さんは一度、受診いただき、腹部エコー検査を受けていただければと思います。

第二消化器内科 部長 辻 恵二

~職員コラム~ご存知ですか、がん登録

カテゴリー: 職員コラム

今回の職員コラムは医事課です。

「がん登録」とは、がんの罹患(病気にかかること)や転帰(最終的にどうなったか)などの情報を集めて、整理解析する仕組みです。
現在、医事課で担当している「全国がん登録」、「院内がん登録」についてご紹介します。

★全国がん登録とは
全国がん登録は、「がん登録等の推進に関する法律」に基づき2016年1月に始まりました。
日本でがんと診断されたすべての人のデータを国でひとつにまとめて集計・分析・管理する仕組みです。

★院内がん登録とは
院内がん登録は、全国がん登録よりもさらに詳しく、どのような治療が行われているかなども含めて調査します。この調査を複数の病院が同じ方法で行い、比較することで、病院ごとの特徴が明らかになります。

「地域がん診療連携拠点病院」として国から指定を受けている当院は、全国集計をはじめ生存率集計などの取り組みにも積極的に参加しています。

★データの活用・公表
集められたデータは、国のがん対策の立案や評価に活用されます。また、集計や分析結果は適切に公開されますので、患者・家族のみなさまが医療機関を選択する場合などに利用していただくことができます。

★もっと詳しく知りたい
全国・院内がん登録についての詳細、また、最新の統計やがん対策の情報については、国立がん研究センター がん情報サービスでご覧いただけます。
また、当院の院内がん登録集計データについては、こちらで紹介しています。