診療の対象となる主な疾患
感染症を含む小児一般疾患に対応しています。また、貧血, 血小板減少症, 再生不良性貧血などの小児血液疾患、発症時18歳以下の白血病, 悪性リンパ腫などの腫瘍性疾患にも対応しています。
当診療科における特色・専門医療
血液疾患に対する専門性を有しながらも、市内一般病院の小児科であることから小児科一般診療も行っています。きめの細かい迅速な医療を目指しています。
抗がん剤による化学療法:白血病や悪性リンパ腫に対し長年の経験に加え、先進医療を含む全国統一プロトコールに基づく新しい治療法を積極的に取り入れ、再発ならびに晩期合併症を起こさない治療を目指しています。入院生活が長期にわたるため、院内学級(小学校・中学校)教師や臨床心理士の協力を得て、入院生活がより楽しく充実するように心がけています。
造血幹細胞移植:抗がん剤の治療では治らない難治性の白血病や悪性リンパ腫, 再生不良性貧血, 先天性代謝疾患, 先天性免疫不全症に対して行います。9床の無菌室をフル活用し骨髄バンク指定病院として非血縁者間骨髄移植・非血縁者間臍帯血移植に積極的に取り組んでいます。
当科の方針
早期発見・早期治療が重要です。患者さん・家族のみなさんが相談しやすく、かつよく理解していただけるような診療を行ってゆきます。患者さんは病気を持っていても日々成長しているので、慢性疾患の場合には家族のみなさんとともに患者さんの一日一日を大切にします。当科で診断・治療困難な場合には、スムーズに病気・症状に適した医療機関を紹介します。
日本小児がん学会認定小児血液・がん専門医研修施設
当院は、日本小児がん学会認定小児血液・がん専門医研修施設に指定されています。
当科で行っている研修プログラムは次のとおりです。
日本小児血液・がん専門医研修プログラム(PDF・289KB)