日本赤十字社 広島赤十字・原爆病院

病院公式ブログ

2021.04.22

職員コラム

「施設基準」について

今回の職員コラムは医事課です。

医事課の業務は、初診の受付、診療費の請求、各種保険請求、診療記録の管理や診療情報の提供など幅広いため、医事課スタッフ総勢約60名(委託業者含む)で連携を図りながら日々業務を行っています。

今回は医事課の業務の一つである「施設基準」についてご紹介します。

患者さんが保険証を提示して医師などから受ける医療行為に対して、保険制度から医療機関へ支払われる料金のことを「診療報酬」といいます。診療報酬の項目には、厚生局に届出をしなければ算定できないものがあり、その基準が「施設基準」です。

施設基準には、医療機関における人の配置や設備などに関する一定のルールがあります。その種類は400以上の項目があり、内容は多岐にわたります。

当院では、約150の施設基準を届出しており、それぞれの内容について日々確認を行っています。

例えば、「定められた職種の職員数を満たしているか」、「1人あたりの夜勤時間数は基準時間内であるか」、「年間救急車受入件数は基準を満たしているか」、「定められた手術件数は基準を満たしているか」、「掲示が必要な項目は掲示されているか、最新の情報になっているか」、「必要な研修会や委員会は実施しているか」など、人員配置に関することから件数や運用に関することなどを確認しています。

施設基準の確認には、最新の院内情報を把握しておく必要があるため、日々、各部署・各職種と協力しながら行っています。

今後も施設基準を適正に管理し、正確に患者さんへ診療費請求を行えるよう医事課一同、業務を行っていきます。

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