抗がん剤混合調製ロボットを整備しました

こんにちは、広報担当者です。

このたび抗がん剤混合調製ロボット「ケモロ・ザ・スパイク」を、今年度いただいた多額のご寄付で導入することができました。寄付者の方に感謝申し上げます。ありがとうございました。

薬剤師が抗がん剤や輸液、針・シリンジ等の必要な物品をセットして送り込むと、ロボットが2本のアームでそれらをつかみ、薬剤師の腕のようになめらかに混合調製を行います。

抗がん薬は患者に適切に投与すると効果が高い反面、扱いを誤ると医療従事者の健康にも悪い影響を及ぼします。薬剤師の熟練した手技を反映させたロボットが調製することで、薬剤師や投与する看護師の安全、調整ミスの防止や薬品使用の効率化などを図ることができます。

すべての抗がん剤がロボットで混合調製できるわけではないため、薬剤師による調製も並行していますが、抗がん剤混合調製におけるロボットと薬剤師の融和が、医療の質向上に貢献できるよう取り組んでいきます。