日本赤十字社 広島赤十字・原爆病院

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2023.09.05

その他

摂食嚥下の食事について交流会を開催しました

令和5年8月31日、マタロ病院(スペイン)の医師であるペレ・クラベ先生をはじめ広島の摂食嚥下研究会の先生方と、嚥下食について交流会を開催しました。
今回、クラベ先生は広島開催の摂食嚥下研究会、横浜開催の日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会の講演で来日され、広島の講演前に「是非とも日本の嚥下食を知りたい」と当院を訪問されました。
最初に嚥下食を試食していただき、そのあとに実際に作っている厨房(ニュークックチルシステム)を見学されました。
ヨーロッパでは、デンプン系のトロミ剤を使ってピューレ状の嚥下食を作られているようで、日本のようにキサンタンガム系のトロミ剤を使用したり、嚥下レベルによって細かく食事形態が分かれていたりすることはなく、国によって違いがあるとお聞きしました。
トロミ剤にはデンプン系(第 1 世代)、グアガム系(第 2 世代)、キサンタンガム系(第 3 世代)があり、それぞれ違う原料から作られています。 後の世代ほど使いやすいよう改良が進められています。トロミ剤は、食べ物や飲み物にとろみをつけ、飲み込むものを口の中から喉へゆっくりと流すために使用する食品です。とろみがあることで誤嚥を防ぎ、嚥下をスムーズに行うことができます。
国の文化によって食文化は違いますが、食べる機能は同じ!今回、「食」を通して交流ができたことに感謝し、これからも安全で美味しい食事を提供し、医療に貢献できるよう取り組んで参ります。

写真左上:中森先生、クラベ先生、栢下先生
写真右上:厨房見学の様子
写真下:栄養課職員と試食会の様子

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