2025.09.05
その他
がんサロンを開催しました
令和7年8月21日(木)に乳腺外科の的野医師より「乳がんと遺伝」というテーマでがんサロンを開催しました。
当日は、乳がん患者さんやそのご家族など8名の方が参加されました。
医師からは、乳がんと遺伝との関係について、次のようなお話がありました。
• 「乳がんは遺伝するの?」
一部の乳がん患者さんは、生まれつき特定の遺伝子(BRCA1、BRCA2)を持っており、その場合は乳がんや卵巣がん(遺伝性乳がん卵巣がん)を発症しやすいことが分かっています。割合としては全体の3~5%程度ですが、恐れる必要はなく、定期的に検診を受け、早期に対応することが大切です。
• 「家族に乳がんの人がいたら、発症しやすいの?」
家族に乳がんの方がいる場合、そうでない方に比べて発症リスクは約1.5~2倍といわれています。そのため、検診を欠かさず受けることが重要です。
参加者からは、「自分も遺伝するのではないかと心配していたが、お話を聞いて安心した」
「検診の大切さがわかり、マンモグラフィを受けようと思った」といった声が寄せられました。
正しい知識を持つことの大切さを改めて実感できる、充実した時間となりました。
