2025.09.30
その他
患者さんに寄り添う環境づくりを目指して
内視鏡センターには、人間ドックや定期健診を始め、内視鏡を用いた精密検査や治療など、様々な目的で患者さんが来室されます。
胃カメラの検査に来られる患者さんの中には、「苦手です」「憂鬱です」と緊張した表情で来室される方が少なくありません。担当する看護師は、検査を受ける時のポイントをお伝えし、声掛けやタッチングを行うことで、少しでも安楽に検査を受けていただけるよう努めています。
大腸検査では、検査の前に経口腸管洗浄剤を内服し、腸内をきれいにする必要があります。たくさん飲む必要があるため、少しでも内服しやすいように、冷やすなど工夫をしています。しかし、排便状況は個人によって違い、検査の準備が整うまでに時間がかかる場合もあります。時間が長くなると、患者さんの検査に対する疲労や苦痛が強くなっているなと感じます。それを短くするには、検査準備としての排便コントロールがとても大切です。今私たちは、検査前の排便状況を把握することや、患者さんに分かりやすいオリエンテーションを行うための内容や方法についての取り組みを始めたところです。
看護師の中には、内視鏡技師の資格を有したスタッフが4名おり、内視鏡の取り扱いをはじめ、様々な検査や治療に対応できるよう、他スタッフの教育にも力を入れています。引き続き、検査や治療が安全・確実に行え、患者さんが安心して来室できる環境づくりを行っていきます。
