2025.10.09
その他
出前講座を開催しました
令和7年9月17日(水)、比治山女子高等学校にて、高校生の皆さんを対象とした出前講座を開催しました。
当院のがん看護専門看護師が講師を務め、「がんにならないために」をテーマに保健授業の一環としてお話ししました。現在の日本では、2人に1人ががんにかかると言われています。予防に努めていても、誰もが罹患する可能性がある今、がんという病気について正しく知り、正確な情報を持つことが大切です。
今回の講座では、がん予防や治療についての紹介に加え、“もしバナゲーム”も実施しました。このゲームは、「もしも病気などで自分に何かあったとき、何を大切にしたいか」を考えることで、自分自身の価値観と向き合うことができるものです。
参加した生徒さんの中には、ご家族など身近な方ががんを経験された方もおられ、がん予防や早期発見の大切さを、より自分ごととして捉えていただけたようです。「保健の教科書では学べない内容を知ることができてよかった」という感想も寄せられました。
講座後の振り返りでは、さまざまな意見や感想が活発に交わされ、生徒さん同士で考えを共有する中で、理解がより深まった様子がうかがえました。また、「今回の学びを他の教科や日常生活にも活かしていきたい」という前向きな声も聞かれました。
この出前講座は、当院が取り組む「地域に開かれた病院づくり」の一環として行っているもので、職員が地域に出向き、健康づくりに役立つ情報をお届けしています。
今後も、地域の皆さまの生涯学習の一助となるよう、また健康の保持・増進に貢献できるよう、引き続き出前講座を継続してまいります。
