2025.12.04
その他
院内災害対応訓練(実働訓練)を実施しました
令和7年11月29日(土)に、災害救護体制の徹底を図ることを目的とし、院内災害対応訓練(実働訓練)を実施しました。
訓練当日には、職員103名が参加し、さらに職員10名と日本赤十字広島看護大学の学生11名が模擬患者役として協力しました。
今回は、災害発生時に設置される災害対策本部と新設部門をメインとし、平日の午前中に広島市で震度6弱の地震が発災した想定で訓練を実施しました。また、新設部門での診療の流れをしっかりと把握するために、情報の発信・受信、共有の方法を重視しました。
災害対策本部では、緊急地震速報の放送後、災害対策本部を立ち上げ、院内の被害状況等の情報収集を行いました。そして、フェーズにあわせて次々に付与される状況や関係部署からの報告に対し、職員は災害対応マニュアルに従って活動しました。

また、新設部門では模擬患者が来院し、トリアージ後に各エリアへ搬送・治療を行うといった流れや処置について、マニュアルに沿って確認しながら活動しました。
今後も災害時に備え、また災害拠点病院としての機能を充実させるため、定期的な訓練・研修の実施や、マニュアルの見直しなどを繰り返し、迅速に対応できるよう努力していきたいと思います。
※トリアージとは、大規模災害等多数の傷病者が発生した場合、搬送や治療の優先順位の判断基準として用いられる選別方法のことです。
