2026.02.19
その他
食べることは、生きる力〜栄養治療学会に参加して〜
令和8年2月13日(金)~14日(土)に横浜で開催された「第41回日本栄養治療学会学術集会」に参加しました。今年のテーマは「イノベーション」。少し難しく聞こえますが、栄養の力で医療に「新しい風」を吹かせようという熱い場でした。
特に印象的だったのは、自身のがん闘病を経験された大会会長のお話です。危篤状態という厳しい状況を救ったのは、最新の薬だけでなく「お口から栄養を摂ること」と「お腹の環境を整えること」だったそうです。栄養は、高度な治療を支えるための「大切な切符」なのだと改めて痛感しました。
私たちはつい「数値を改善すること」に目がいきがちですが、本当に大切なのは、患者さんが「どう生きたいか」「何を楽しみにして生活したいか」という気持ちです。専門職が一方的に食事を「管理」するのではなく、ご本人の想いに寄り添い、共に歩む「伴走者」でありたいと思います。
当院では入院時の栄養チェックを丁寧に行っていますが、それは退院した後の「いつもの暮らし」を守るためでもあります。皆様が住み慣れた場所で、最期まで「食べる楽しみ」を感じながら自分らしく過ごせるよう、これからも最新の知見を日々のケアに活かしてまいります。
訪問看護ステーション課 松本真琴
