当院の肥満外来の現状

令和５年６月22日（木）に広島赤十字・原爆病院 地域連携セミナーを開催しました。当日は東棟９階講堂での現地開催とWEB聴講のハイブリッド形式で実施し、院外参加者40名、院内参加者102名の計142名という大変多くの方にご参加いただきました。

本セミナーは「当院の肥満外来の現状」と題し、第二外科部　橋本健吉部長を講師として開催しました。
肥満による糖尿病などの内科的疾患を、手術等の外科的治療により改善していくということや、日本における肥満外科の現状を、海外と比較等し、わかりやすく説明しました。
参加者からは、「糖尿病が、手術を行うことで、治癒する可能性があるということに驚いた。糖尿病は内科と思っていたので目からウロコだった。」、「手術は最後の切り札ではなく、その人の予後人生をよりよく過ごしていくうえでとても有意義であることがわかった。」、「肥満外科手術を行う病院は大学病院が多い中、中四国エリアの一般病院で肥満外科の手術を行う病院は、広島日赤のみであることに驚いた。」などの感想をいただきました。特に、術前・術後の患者さんの経過が劇的に変化している様子に衝撃を受けたという感想も多くいただきました。

今後もこのような研修会を通して、地域における医療の向上と、地域連携を深めていきたいと思います。