日本赤十字社 広島赤十字・原爆病院

病院公式ブログ

2022.10.18

研修

第2回大腿骨頸部骨折・転子部骨折連携パスの会を開催しました

10月3日(月)に令和4年度第2回大腿骨頸部骨折・転子部骨折連携パスの会をWEBで開催し、連携病院15病院の72名に参加いただきました。
今回は「術後9日目で転院が可能となるためには」をテーマとして、大腿骨頸部骨折の術後、早期に回復期病院でのリハビリテーションを可能とする取り組みについて検討しました。具体的には、手術待ちの時間を有効活用して入院時から転院調整を行っている当院の多職種協働体制での取り組みを提案し、連携病院と意見交換を行いました。

今年4月の診療報酬改定に伴い、急性期病院では在院日数の短縮が求められ、回復期病院では重症度の割合が高くなりました。術後早期に回復期病院に転院しリハビリを始めることができれば、急性期病院は在院日数を短縮でき、回復期病院は重症度が高い患者を受け入れることができます。また、患者さんにとっても早期リハビリテーションが早期回復につながることが期待できます。

連携病院からは「抜糸前でも引き受ける」、「荷重計画があれば荷重前から受け入れ可能」、「認知症があっても暴力行為などがなければ受け入れ可能」などの前向きな意見をいただきました。
10月の試行期間を経て、11月に本稼働することで、合意が得られました。院内と連携病院とが協働して成し遂げたいと思います。

大腿骨近位端骨折地域連携パス
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