日本赤十字社 広島赤十字・原爆病院

病院公式ブログ

2019.03.13

医療の知恵

肺がん検診について

検診の目的は、がんを早期に発見し、適切な治療をすることにより、がんで亡くなる方を減らすことです。

肺がん検診では「胸部エックス線検査(レントゲン検査)」を行います。これは肺全体のレントゲン画像を撮る方法です。

肺がん検診の結果で、「肺に影がある。」と言われれば、驚かれると思います。実際、どのくらいの人が肺がんなのでしょうか。
1,000人の方の胸部レントゲン撮影を行った場合、20~30人が「肺に影がある。」と言われ、そのうち肺がんの方は、0.3~0.5人と言われています。つまり、肺に影があると言われても、肺がんの可能性は高くありません。しかし、放っておいて良いわけではありません。がん以外の病気や、昔かかった病気の傷跡が残ることもあります。
二次検査を受けるため、病院を受診しましょう。

胸部エックス線検査では、早期の小さな肺がんまで見つけることはできないので、CTによる検診も行われています。肺がんの発見率は高まりますが、肺がんではないのに疑わしい影が見つかり、不必要な精密検査を受けることもあります。このような利益と不利益を理解した上で、検診を受けることが大切です。

検診内容に関しての詳細は、検診センターにおたずねください。

 放射線診断科 副部長 祖母井努

 

このページのトップへ