実習生による手作りおやつ提供

カテゴリー: 行事

皆さんこんにちは。

栄養課では、定期的に実習生の受け入れを行っています。
平成30年8月17日(金)には、実習生の二人が作ったおやつを患者さんにお配りしました。

小児科の子どもたちには、「クマのかぼちゃシュークリーム」(*^_^*)
ご出産された方には、「ほうれん草とにんじんのミニどら焼き」をお配りしました。

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小児科の子どもたちからは、「きゃぁ、クマだぁ、かわいい~」「わぁ、シュークリームが出た!!」と大好評でした。
また、ご出産された方からは、「和菓子もいいですね!嬉しい。」と喜びの声が聞かれました。

実習生からも、「食の楽しさを感じてもらいたいと思っていたので、子どもたちの笑顔が見られてよかった。」「直接患者さんに、自分たちが考えたおやつを届けられて、嬉しかった。」とのコメントが聞かれました。

声を上げながら、嬉しそうにクマのかぼちゃシュークリームに手を伸ばす、子どもたちのキラキラした笑顔が印象的でした。

これからも、患者さんに喜んでいただけるような食事の提供に努めていまいります!

~医療の知恵~原発性アルドステロン症

カテゴリー: ~医療の知恵~

原発性アルドステロン症をご存知ですか?
聞きなれないかもしれませんが、実は誰もが知っている高血圧と深い関係のある病気です。これまで、高血圧のほとんどは塩分の摂り過ぎや運動不足、肥満などの生活習慣が関係していると考えられてきました。しかし、検査の進歩により、高血圧の5~15%は原発性アルドステロン症が原因で起こっていることがわかってきました。

左右の腎臓の上には副腎という3cmくらいの小さな臓器があります。アルドステロンはこの副腎から分泌されるホルモンで、原発性アルドステロン症はこれが過剰に分泌される疾患です。アルドステロンは腎臓での塩分の再吸収を促進する働きがあるため、たくさん分泌されると体内の塩分が増えて血圧が上がりやすくなります。原因は、副腎に腫瘍ができる場合と副腎が腫れる場合(過形成)があります。

診断には、まず血液中のアルドステロン濃度を調べます。高値であれば、いろいろな負荷をかけてアルドステロンの反応を調べる機能試験を行うとともに、CTなどで副腎の形態を調べます。そして原発性アルドステロン症の可能性が高いと診断されたら、病変部位を確定するために、左右の副腎静脈にカテーテルを挿入してアルドステロン濃度を測定する副腎静脈サンプリング検査を行います。

病変が片側の場合は副腎を摘出する手術を行いますが、両方の場合や手術が困難な場合、患者さん自身が手術を希望されない場合はアルドステロンの作用を弱めるような薬を使用して治療を行います。画像

原発性アルドステロン症を治療することで、高血圧が治ったり、これまで複数の降圧薬を使用しても下がらなかった血圧が下がることが期待できます。

糖尿病疾患管理室長 宮原弥恵

~医療の知恵~がん薬物療法とは

カテゴリー: ~医療の知恵~

がん薬物療法とは、従来「抗がん剤治療」と呼ばれていた治療法です。
従来の抗がん剤を「細胞障害性薬剤」と呼ぶのに対して、がん細胞をより特異的に抑える薬を「分子標的薬」とよびます。

「細胞障害性」とは、おもに細胞の核であるDNAの代謝を抑制することを指します。がん細胞は分裂が速いので、細胞のDNAも障害を受けやすくなっています。一方で、普段分裂していない正常な細胞は障害を受けにくく、また、障害を受けてもきちんと修復する機能を持っています。その修復に一定の期間を要するので、休みながら治療を行います。粘膜や血液の細胞がより強く障害を受けるので、副作用として口内炎ができたり、白血球が減少したりするのです。

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がん細胞には、生存や増殖に頼っている細胞内の蛋白質があります。いわば細胞増殖の司令塔のようなものであり、その蛋白質の働きを特異的に阻害すると癌細胞は増殖することができなくなります。正常な細胞にもそういった蛋白質はありますが、がん細胞ほど頼りにしていなければ、分子標的薬による障害も少なくなります。一方で、分子標的薬にも特有の副作用が生じます。副作用をきちんと理解して予防できるものは予防し、発症時は早期に対処することが重要になります。副作用をきちんとケアすることで、薬物療法を続けることができますし、効果も期待できます。

がんの薬物療法では、こうした「細胞障害性薬剤」と「分子標的薬」を組み合わせて行う、もしくは順番に行うことが一般的です。

急性白血病や悪性リンパ腫などでは、薬物療法によって一定の確率で治癒をもたらすことができます。この場合は、薬物療法が治療の主役となります。しかし、治癒をもたらす治療法では、比較的高い確率で副作用を生じます。特に白血球の減少と感染症が重要な課題です。

4その他のがんでは、薬物療法はその目的によって、いくつかに分かれます。

手術の前に病気を縮小させる「術前化学療法」、手術の後で再発を減らす目的で行う「術後化学療法」、放射線治療との併用で効果を高めるために行う「併用療法」、 再発、あるいは手術が困難な場合に、根治はできないのですが、より長く過ごすことを目的として行う「救済化学療法」などです。

生体内では、異物を排除しようとする免疫機能が働きます。がん細胞を除去しようとする免疫細胞 (T細胞等) も存在するのですが、がん細胞は T 細胞からの攻撃を受けずにすむようなシグナルを有しています (PDL-1 等)。このシグナルを抑制して、T 細胞の攻撃を活性化してがん細胞を抑制する薬が免疫チェックポイント阻害剤 (オプジーボ等) です。

多くの薬物療法は、通院で治療を続けることができます。つまり、日常生活を自宅で過ごしながら、あるいは仕事を続けながら、薬物療法を継続し、がんを治癒させたり、病状を安定させたりすることが可能になってまいりました。
薬剤ごとに内服のみのもの、点滴のみのもの、両方の剤型があるものに分かれます。内服は自宅で、点滴は病院で治療を受けるのが原則ですが、なかには点滴を特殊な容器に入れて付けたまま、自宅で治療を続けるものもあります。

また、担当の医師だけでなく、がん薬物療法に詳しい看護師や薬剤師によって、治療の説明や副作用の対処法についてサポートする体制が整ってまいりました。通院で治療を行う場合には、薬物療法専門のスタッフのもと、専用のベッドで点滴治療をおこなうことができます。治療中の副作用について直接スタッフと確認しながら、安心して治療を継続することができます。

がん薬物療法の目標は、患者さんの病状によって分かれます。がんを治すことを目標としているのか、治すことはできないけれど進行を止めて、より長く過ごすことを目標としているのか、など、ご自分が受けられる治療がどのような目的を持っているのかをしっかりと認識し、納得されることがとても重要です。薬物療法は必ずなんらかの副作用を伴います。そのため、治療の目標が患者さんご自身の希望にしっかりと沿うものであることが大事です。担当の先生の説明を十分に聞かれて、相談なさってください。

輸血部 部長 牟田 毅

看護学生インターンシップを開催しました

カテゴリー: 研修

平成30年8月14日(火)、15日(水)に、看護学生を対象にインターンシップを開催し、計20名の看護学生が参加されました。

本インターンシップは、実際に看護師と行動し『看護の場』を体験することで、当院の特徴や雰囲気、職場環境を知ってもらうことを目的として開催しています。

nurse_benkyou当日は、当院の概要説明を受けた後、各病棟で看護師と一緒に行動し、患者さんのケアやカンファレンスの見学及び体験をしました。

当院ではPNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)を実施しています。
PNSとは、看護師がペアとなって複数の患者さんを受け持ち、お互いの特性・能力を活かしながら補完・協力し合い、看護業務を行う体制です。

終了後のアンケートでは、
「実習では体験できなかった看護体験ができた」
「様々な患者さんに対するケアを確認できた」
「先輩看護師に様々なことを教えてもらいながら、PNSを初めて体験できた」
「病棟の雰囲気を知ることができ、実際に働くイメージがついた」
など、様々な感想をいただきました。

今回のインターンシップを通して、当院の特徴を知っていただくとともに、今後のなりたい看護師像や就職について考えるきっかけになったのではないかと思います。

今後も、見学会やインターンシップなどを実施していきます。

看護学生や看護師の現場見学については随時受け入れておりますので、ご希望の方は人事課までお問い合わせください。

~職員コラム~SPDシステムについて

カテゴリー: 職員コラム

今回の職員コラムは用度課です。

用度課??と思われる方も沢山いらっしゃると思いますが、院内で使用する物品を発注・購入する部署です。

みなさんがお持ちの診察券から、お待ちの際に掛けられる椅子、採血の時に使用する腕に巻くチューブ・消毒綿・注射、ペースメーカー、薬、そして医療用機器など、院内のありとあらゆる物品を扱っています。

今回は、各部署が医療行為を行う上で必要となる物品を安定的に取りそろえるために、当院が採用している「SPDシステム」をご紹介します。

SPD(Supply(供給) Processing(加工処理) & Distribution(配送))とは、診療材料と呼ばれる物品の搬入から各部署への配送までを一元的に管理するシステムです。
各部署で日頃からよく使用する物品の定数(常にあるべき数)を決め、各部署の棚にて保管し、使用した不足分を補充しています。このSPDシステムを活用することで、過剰な在庫を置くことなく、また、安定的に物品を取りそろえることが可能となります。

最後に、このSPDシステムを運用する上で大変重要となる、院内のSPD倉庫をご案内します。
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こちらの倉庫では、250種類の物品を一時保管しており、緊急時対応並びに各部署へ速やかに配送ができる仕組みとなっています。

用度課は、現場でスムーズに医療行為ができるよう、日々サポートしています。

「原爆の日」にあわせ、多くの方が当院を慰問されました

カテゴリー: 行事

平成30年8月6日(月)、原爆投下から73年を迎えた「原爆の日」にあわせ、各種団体の慰問・お見舞金を受領しました。ご来院の皆様、誠にありがとうございました。

8月2日(木)
原水爆禁止2018世界大会海外代表 様

8月4日(土)
パナソニック労働組合 様
平和環境岩手県センター 様
山形県鶴岡市職員労働組合 様

8月5日(日)
日本共産党 様
原水禁神奈川県実行委委員会 様
コープこうべ 様

8月6日(月)
コープこうべユニオン・コープさっぽろ労働組合 様
明電舎労働組合 様
新潟県十日町市原水爆禁止委員会 様

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長崎市長一行が慰問に来られました

カテゴリー: 行事

平成30年8月5日(日)夕方、平和祈念式典参列のため広島を訪問された田上長崎市長様、五輪長崎市議会議長様、その他関係者の方が当院の被爆入院患者さんを見舞われました。

この慰問は広島と長崎で挙行される平和記念式典にそれぞれの市長が参列されるのに伴い、毎年行われています。

当日は、東棟5階共用カンファレンス室で、田上市長や五輪議長が当院の被爆患者さんにお見舞いの花束を手渡され、「頑張りましょう」と声を掛けておられました。

田上長崎市長様をはじめとする長崎市民代表の皆さん、お見舞いいただきありがとうございました。

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核兵器廃絶・平和建設国民会議(KAKKIN)様から、医療器具が贈呈されました

カテゴリー: 行事

平成30年8月5日(日)、ホテルニューヒロデンにおいて、核兵器廃絶・平和建設国民会議主催「KAKKIN 広島平和全国集会」が開催され、その中で医療器具の贈呈式が挙行されました。

KAKKINは、毎年全国各地で被ばく者支援のための募金活動を続けられており、毎年被ばく者支援団体等に医療器具購入のための資金援助をいただいております。

目録贈呈の後、被贈呈者を代表して当院の古川院長が「当院で治療された被爆患者さんの平均年齢は80.9歳となり、これからも被爆者の方々のニーズにマッチする医療を提供していきます」と謝辞を述べました。

KAKKINの趣旨に賛同し、募金にご協力いただきました皆様に厚くお礼申し上げます。

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~医療の知恵~医師から「腫瘍」と説明を受けた、それって「癌」なのですか?(2)

カテゴリー: ~医療の知恵~

前回の記事で、良性腫瘍・悪性腫瘍については分かったけれど、胃癌と言われたり、胃の腺癌や胃の悪性リンパ腫あるいは胃の肉腫と説明されたりして、少し混乱されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この「腺癌」、「扁平上皮癌」、「悪性リンパ腫」、「肉腫」はその悪性腫瘍の出身による呼び名で「組織型」と言います。病理医が顕微鏡を見て判定しており、医療関係者同士ではこれらの名称を使います。
悪性腫瘍は、出身ごとにある程度性質が似ており、どの治療が効果的か、どの臓器に転移しやすいかなどの特徴があるので、治療のために必要な情報です。人でも、性別や年齢に加え、どの地方の出身で、何人きょうだいの何番目で、上に姉が何人いると言うだけでも、ある程度性格は似ているのではないでしょうか。
また、「悪性腫瘍」と「癌」の区別ですが、「癌」は「悪性腫瘍」の一部であり、発生数が多いため、その名称で代表的に呼ばれています。「車」と言っても、本来なら「タイヤ」を指すはずですが、「自動車」を指す場合が多いのに似ています。scince_kenbikyou

その他、「早期癌」や「進行癌」という言い方を聞かれたことがあるかも知れません。悪性腫瘍といえども最初のうちは大きくなる速度も遅く、転移をすることも少ないので、治療で治ることが多いのですが、癌が進行してしまうと手が付けられなくなることもあります。熊やライオンなどの猛獣でも子供のうちは可愛く、注意をしていれば危害を加えられることはありませんが、森の中で突然大人の熊に出会うと命の危険があるのと同様です。

主治医から「こういう治療をしましょう。」と提案された場合は、「組織型」や「進行度合い」を見た上での最も効果の高い治療方法であることが多いのです。

病理診断科 藤原 恵,坂谷暁夫

暑中見舞い行事食

カテゴリー: 行事

暑中見舞い申し上げます。

平成30年8月6日(月)の昼食に、暑中見舞いの行事食を提供しました。
メニューは生姜ご飯、旬の夏野菜と冷麦の冷製炊き合わせ、鮭の塩焼、スイカです。

今回の献立にある生姜ご飯には、千切りにした生姜を使用しているので香りがとても良いです。生姜には、食欲を増進する効果があり、夏バテ対策にもなります。
「暑い夏を乗り越えていただきたい。」と願いを込めて、栄養課スタッフと実習生とが一緒に、折り紙で作った金魚を行事食カードに貼り、食事と一緒に提供させていただきました。

まだまだ暑い日が続きますが、患者さんに少しでも涼しさを感じて頂ければ嬉しいです。

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