コロナ禍での楽しいひととき

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こんにちは、中央棟5階の看護係長です。

私は3年前に子宮体癌を患い、手術と化学療法を行いました。化学療法はとても辛く、体力の低下や手足の痺れによる副作用に悩まされました。主治医より手足をしっかり動かすほうがよいと薦められ、リハビリも兼ねて子どものころに習っていて途中でやめてしまった、ピアノに再チャレンジすることにしました。幸い実家には子どもの頃に買ってもらったピアノがあり、実家に帰るたびに練習を行いましたが、なかなかはかどらず、指も動きません。しかし練習を重ねるごとに、1つ1つの音がメロディになってきました。そしてなんとか「エリーゼのために」を、上手ではありませんが弾ける程度になりました。そして次は以前から弾きたかった「月光第一楽章」に挑戦することにしました。月光はとても神秘的ですが暗い曲というのが私の印象です。この曲はベートーベンの恋の曲でもあるそうです。身分の違いで結ばれることのない悲しさや、音楽家として致命的な耳の病を誰にも打ち明けられず苦悩した日々がこの曲から感じられます。そしてピアノの縁に聞こえなくなってきた耳をそっとあて月光を奏でていたベートーベンの姿が目に浮かんできました。

ところで、日本初のピアノが山口県萩市の熊谷美術館にあることをご存知ですか?現在のピアノより鍵盤数が少ないことが特徴です。今でも演奏できる状態で保存してあり、時々コンサートも行われているそうなので、どんな音色を奏でるのか、機会があれば聞いてみたいものです。皆様も何か趣味をお持ちですか?

 

おもしろ山口学

 

日本最古のピアノ

「シーボルトのピアノ」

おもしろ山口学vol.311より転載