日本赤十字社 広島赤十字・原爆病院

病院公式ブログ

2023.05.30

寄付・寄贈

ANAグループより「しあわせの花すずらん」と「しおり」をご寄贈いただきました

5月23日(火)に行われたこの催しは、昭和31年から今年で68回目を迎え、ANAグループ(全日本空輸株式会社)様より北海道で栽培された「しあわせの花すずらん」とオリジナルの「しおり」をご寄贈いただきました。
今年度は新型コロナウィルス感染症の5類移行後ということもあり、客室乗務員の方にもご来院いただき、贈呈式を開催することができました。すずらんのかわいい花からは涼やかな香りがひろがり、和やかな雰囲気の中での贈呈式となりました。
また同日、全日空広島支店の職員の方々が、昭和41年2月4日に発生した全日空羽田沖墜落事故で殉職された客室乗務員天野美紀枝さんの石碑にお参りをされました。天野さんは事故の前年に当院をすずらん贈呈式で慰問に訪れ、入院患者さんにすずらんの切花を手渡されていました。当院に入院されていた患者さんが、航空機事故の被害者名簿に天野さんの名前を見つけ、生前の天野さんを偲び、患者同士の呼びかけによる募金により、石碑が建てられました。
この石碑は、現在、病院に隣接するメモリアルパークに設置され、ANAの職員の方々が、すずらん贈呈式と合わせて毎年、慰霊に来られています。ご寄贈いただいたすずらんの花としおりはロビーにも飾らせていただいております。

心のこもった贈り物をありがとうございました。

贈呈式の様子と「すずらん」
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