日本赤十字社 広島赤十字・原爆病院

病院公式ブログ

2023.10.06

その他

がん診療に関わる地域医療連携研修会(呼吸器オープンカンファレンス)を開催しました

令和5年9月28日に地域医療連携研修会を開催しました。当院東棟9階講堂での聴講およびZOOMによるオンライン聴講でのハイブリッド形式で開催し、院外参加者26名、院内参加者名、52名の計78名という大変多くの方にご参加いただきました。
今回の研修会は、「患者にやさしい手術とはなにか。手術支援ロボットの導入から考える未来の外科医療について」と題し、当院の小西 晃造内視鏡外科室長を講師として開催しました。
ロボット手術の導入や実用化に至る背景、手術成績の推移、またロボット手術のメリット・デメリットを腹腔鏡下手術との比較からの考察など、大腸癌を中心に医療の現状と未来について考えてみるという視点で話しました。特にロボット手術時の動画では、手術用ロボットにおいて、いかに繊細な動きが可能であるか、それにより患者さんの負担軽減につながるということが大変分かりやすいものでした。
参加者からは「ロボット手術の特長やその利点など、よくわかりました。」、「ロボット医療導入することで、術後合併症のリスクの軽減にも繋がるため利点があると感じました。」、「ロボット手術は患者の負担軽減となり早期退院を目指すことにつながると思いました。」などの感想をいただきました。
今後もこのような研修会を通して、地域における医療の向上と地域連携を深めていきたいと思います。

呼吸器オープンカンファレンスの様子
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