2025.03.05
その他
看護を語る会
南棟7階は血液内科病棟です。急性骨髄性白血病や悪性リンパ腫などの血液疾患は、風邪がなかなか良くならないなどの症状や検査結果によって、かかりつけ医から当院へ紹介となり診断がつく場合がほとんどです。その多くが即日入院となるため、その名の通り“急”に当たり前の日常は一変し、仕事のことや家族のこと、周囲の環境も含めて大きな戸惑いとともに入院生活がスタートします。そんな中私たち看護師は、身体的・精神的・社会的・スピリチュアル的な側面からのサポートを意識しながら日々看護にあたっています。
当病棟スタッフは、単身世代から子育て世代のパパさんママさん、経験年数が20年を超えるベテランまで幅広いメンバーで構成されており、病棟の強みは、「いろいろな立場からの視点をみんなで共有できること」であり、定期的に「看護を語る会」を開催しています。

自分の看護観に触れる事例を紹介し、患者・家族とどのように関わり、自分がどういう思いで、どのように行動し看護に至ったのかを語ってもらいます。参加したスタッフは興味深そうに聞き入り、コミュニケーションのコツや関わり方、他部署との連携、看護観など思い思いの質問や見習いたいと思っていることなど、普段なかなか伝えることのできない思いを語り合うことで、現場の士気が上がりそれぞれのモチベーションへとつながっています。
これからもその強みを、幅広い年代の患者さんの看護に活かしていきたいと思います。
南棟7階