日本赤十字社 広島赤十字・原爆病院

病院公式ブログ

2022.11.04

研修

「第7波におけるクラスターの発生とその対応」について講演しました

こんにちは、感染管理室です。

10月19日(水)、広島医師会館で第139回学術講演会が開催されました。この会において「新型コロナウイルス感染症第7波におけるクラスターの発生とその対応」という演題で、当院の感染管理認定看護師の山水看護師が話をさせていただきました。

現場で感染管理を担う看護師として、当院や支援に入った施設でのクラスター発生事例とその対応、課題等について話をしました。また、今冬にコロナとインフルエンザが同時流行することや、今後、コロナに代わる新たな感染症がパンデミック(感染爆発)することについても触れました。このような背景から、感染症への対応を医療施設単位で行うことが困難となるため、今後は地域の医療機関で連携して感染対策を行うことが重要です。そのことが診療報酬でも高く評価されるようになりました。
話の後半では、当院と連携いただく16の施設と合同で行っているカンファレンスや、新興感染症の発生等を想定して行った訓練についても紹介しました。

本講演会は、外来感染対策向上加算の施設基準の届出要件にも該当する講演会としてハイブリッド形式で開催され、119名の方にご参加いただきました。講演会後には、2つの施設から連携したいとお申し出があり、さらに多くの施設の方々と連携、協力して感染対策が行えることを嬉しく思います。

今後も地域の感染症対策に寄与し、地域ぐるみで感染対策が行えるよう努めてまいります。感染対策についての連携や、何かお困りのこと等ございましたら、いつでもご連絡ください。

講演会と質疑応答の様子
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