日本赤十字社 広島赤十字・原爆病院

病院公式ブログ

2023.07.11

医療の知恵

「ペインクリニック外来」って、何をするところなのでしょう?

病名がわかっているのに長く続く痛みやしびれ、または原因がわからず突然の痛みや神経の失調が起こる。
このような症状を総合的に診断し、患者さんの痛みを緩和することで生活の質の改善を目的とするのがペインクリニック外来です。
対象疾患は帯状庖疹後神経痛、三叉神経痛、頭痛、関節痛、顔面神経麻痺などで、これらに対し、当院では薬物療法、神経ブロック、近赤外線照射、イオントフォレーシスなどを行っています。痛みは主観的な感覚で、自分にしかわからない症状であるため、痛みを訴えとして受診されていますが、痛み止めをするだけでなく、その辛い思いを真摯に受け止めることにより、生活の質、睡眠や食事の満足度を上げることが一番の目標となると考えています。
                                           ペインクリニック室長 三木智章

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