日本赤十字社 広島赤十字・原爆病院

病院公式ブログ

2019.07.24

医療の知恵

家庭での尿チェックのすすめ

腎臓が悪くなると、むくみが出たり、尿に異常が現れたり、高血圧になるというような症状がありますが、自覚症状がない人もいます。症状のないまま進行し、末期腎不全になって初めて症状が出てくることも少なくありません。ですから定期的に健康診断を受け、腎臓に異常が起こっていないか調べる必要があります。普段から自分の尿の状態をチェックすることも大切です。

  1. 尿の色が変?
    • 健康な人の尿の色は淡黄色で、起床時や汗をかいた時などは、色の濃い尿が出ます。反対に水分をたくさん飲んだ時は、色の薄い尿がでます。見た目では判らない血尿がでている場合もあります。
    • ●淡黄色~淡黄褐色 → 健康な色
    • ●赤褐色・茶褐色・混濁 → 腎炎、尿路結石、腎臓癌など
    • ●白濁 → 腎盂腎炎、膀胱炎
    • ●黄褐色・泡 → 肝臓や胆道の病気
  2. においが変?
    • 健康な人の尿はわずかな臭いしかありません。尿が最初から刺激臭がある時は、膀胱や尿路に細菌が繁殖したり、炎症を起こしている場合があります。甘ったるい臭いがする場合は糖尿病の可能性があります。
  3. 尿が泡立つ?
    • 異常がなくても尿は濃くなると排尿中に泡立ちますが、通常はしばらく便器の中を見ていると泡が消えます。 毎回泡立ちがあり、なかなか消えない場合には尿にタンパクが混ざっている可能性があります。

このように自分の尿を時々チェックする習慣をつけ、いつもと違うと感じた時は、病院で尿検査を受けるようにしましょう。

腎臓内科 副部長  浅井 真理子

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